大阪に窯を持ち、なかなか東京に出て来てくれない阪本さんがようやく重い腰を上げ東京で個展を。   小鉢に焼酎カップ、中皿に、ぐい呑。 数年前横浜の陶器イベントで彼の器に出会い、そ

それは、遠い島から漂れ着いた流木のように、 かつての持ち主の素性を明かさぬまま、現代流通という大海原を漂いながら その器は自分の手元に渡ってきた。 多くのマーケットに流通する「茶道具

「何でアジアばかり旅してるんですか。」という、特に深い答えを求められない問いに対して、 「好きだからかな。」 と答えている。「何故？」に対してのその理由を1から10まで語ってしまうと、聞く

世田谷の外れ。静かな小高い岡を上ると見えて来る瀟洒な建物。三菱財閥の岩崎家がコレクションした書物や美術品を多数収蔵している「静嘉堂文庫」だ。 一昨年あたりから自分の中にふつふつと沸いた尋