台中市政府庁舎。竣工1924年　 設計・森山松之助

日本統治時代、旧台中州庁舎として建築されたバロック様式の建物。歴史を乗り越え、戦後も街のシンボルとしてとても大切に使われてきた。

我々は台湾に見習うべきものが多い。現在の日本にこれほど立派な建物は数えるほどしか残っていない。

台中駅からほど近い場所にある「宮原眼科」という赤レンガ造りの建物。

その名の通り、統治時代に日本人医師「宮原」氏が医院を開いていた場所。

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戦後、政府によって使用され、後に数十年間放置されていた時代を経て、

かつての名は、蘇る。

その建物は、

「眼科」の名を冠しつつも、美しいスイーツショップへと変貌を遂げた。

古いもの、美しかったものを昇華させる。

よりよきものとして現代に蘇らせる。

台湾はかつてより「フォルモサ」と呼ばれていた。

ポルトガル語でFORMOSA＝「麗しい（島）」という意味がある。

台北の先にある、

「麗しの島」の街　台中。